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製品事例

フレキシブルカップリング

2022.03.12

  • 振動・衝撃の吸収効果が優れています。
  • 長寿命です。
  • 芯出しに高精度を要しないので、取り付けが簡単です。
  • ボルト・ナットを使用しないため、安全です。
  • 回転方向のゴム圧縮変化によりトルクを伝達し、軸方向には力が働かない構造になっているため、スラストが発生しません。

選定表

カップリング組立図

図1 カップリング組立図

第1表 – 寸法表【単位:mm】

製品
番号
軸穴φd
[最大]
軸穴φd
[最小]
φA φB C E L 爪数 GD2
kgf・m2
常用
トルク
kgf・m
最大
回転数
rpm
重量
kgf/set
M63 19 63 35 18.5 9.5 28 3 4 8.7×10-4 0.5 5,000 0.6
M74 24 74 43 24.5 11 35.5 3 4 2.1×10-3 1 4,500 1.1
M84 28 84 47 26.5 13.5 40 3 4 3.7×10-3 1.5 4,200 1.6
M90 28 17 90 48 29.5 15.5 45 3 4 5.4×10-3 2.5 3,800 1.9
M110 38 17 110 61 32 18 50 3 4 1.34×10-2 5 3,600 3.2
M132 42 20 132 68 33 23 56 3 4 3.4×10-2 10 3,600 5.4

※軸穴最大寸法はIECを採用しています。軸穴最小寸法になるよう仕上げ代を付けております。

第2表 – ゴム寸法表

製品番号 T W φA φB 重量(g)
M63 10 8.5 55 37 7
M74 13 11 66 45 13
M84 15 12 75 50 20
M90 19 13 80 51 30
M110 23 17 99 64 65
M132 30 20 118 72 130

選定順序

  1. 原動機の出力と回転数によりトルクを求めます。
    トルク(kgf・m) = 973.5 × 出力(kW) / 回転数(rpm)
    トルク (kgf・m) = 716.2 × 出力(HP) / 回転数(rpm)
  2. 使用条件により、第3表に示す負荷係数を用いて補正トルクを求めます。
  3. 補正トルクよりも大きい常用トルクの製品番号を寸法表より求めます。
  4. 駆動機及び被動機の軸径より大きい、軸穴最大の製品番号を寸法表により選びます。
負荷状態 電動機
タービン
4気筒以上
エンジン
3気筒以下
エンジン
駆動機種類
1 始動トルク 小
トルク変動 小
衝撃トルク 小
1

1.5

1.8 ~ 2

2 始動トルク 中
トルク変動 中
衝撃トルク 中
1.3 ~ 1.8

1.5 ~ 2

2 ~ 3

3 始動トルク 大
トルク変動 大
衝撃トルク 大
1.8 ~ 2.5

2 ~ 3

3 ~ 4

負荷状態の例:

  1. 渦巻ポンプ・送風機・小型減速機
  2. 油圧ポンプ・工作機械・遠心分離機
  3. コンプレッサー・輸送機械・パワーショベル・金属圧延機・溶接発電機

簡易選定線図

駆動機出力、回転数から簡易に製品番号を選定するには、簡易選定線図を用いると便利です。

a)補正出力を求めます。
補正出力 = 駆動出力 × 負荷係数

b)補正出力を縦軸上に取り、横軸回転数との交点より製品番号を選びます。
(例)駆動モーター出力3.7kWで4極モーターを使用し、トルク変動が少ない場合
補正出力=3.7kW
回転数=1800rpm

出力3.7と回転数1800の交点Aより横軸方向に左に進み、カップリングサイズの斜線との交点Bに達します。この点を通る斜線の製品番号M90が選定する製品番号となります。
なお、軸径については前記設定順序d項による選定法を利用してください。

ABSO-FLEX MARKⅡ 簡易選定線図

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